ある日、コンビニのレジ横に、子どもたちの遠征費を集めるためのペットボトル募金を見つけました。最近はこうした募金をあまり見かけなくなったと思っていましたが、まだ残っていたのです。
社会が変化する中で、銀行では硬貨入金に手数料がかかるようになり、キャッシュレス決済の普及で現金のお釣りも減少しています。「募金活動も大変だろうな」と思ったことが、私が支援パッと来るを考え始めたきっかけでした。
もうひとつの大きなきっかけは、私自身がクラウドファンディングを経験したことです。ありがたいことに約330万円の支援をいただきましたが、手数料や決済手数料として約63万円が差し引かれました。さらに、支援者にもそれぞれの支援金額に2%以上のシステム利用料がかかっていました。そして、手元にお金が入るまでには、翌月末まで待たなければならなかったのです。
支援される側が、より多くの金額を、より早く手にできるようにすること。そして、支援する側にはシステム利用料を無料にすること。これらの課題を解決したいという想いから、支援パッと来るがスタートしました。
世の中には、さまざまなクラウドファンディングが存在し、それぞれに強みや特徴があります。ですから、目的に応じて比較するのが良いと思います。
支援パッと来るでは、「結局、どれだけ身近な人に支援をお願いできるか」というタイプの活動、つまり寄付型や購入型のプロジェクトをサポートしたいと考えています。多くの方が「大手サイトに掲載すれば簡単に資金が集まるだろう」と思うかもしれませんが、実際はそうではありません。地道に人に会いに行ったり、電話したり、LINEで連絡を取ったりするなど、コツコツとした努力が必要です。
余談ですが、私が高校生の頃、全国大会の遠征費を集めるために、部員の写真が印刷された特注のテレホンカード500度数を1枚1,000円で販売していました。令和の今ではテレホンカードを使う機会はほとんどないかもしれませんが、記録として書いておきますね。
銀行振込のみを利用することで、支援金がすぐに入金され、迅速に支援を受け取ることができます。
多くのクラウドファンディングでは、手数料が10%~20%と高く設定されています。その一因は、クレジットカード決済手数料だけでも約5%かかることです。しかし、銀行振込の手間を惜しまない支援者も必ずいます。
銀行振込を利用することで、支援者からの手数料が減り、支援される側が受け取る金額がより多くなります。また、支援者の名前と支援金額は、銀行口座の明細で確認できるため、安心です。